トップ > CATIAの豆知識



CAD とは、"Computer Aided Design" を略したもので、コ ンピュータを使った設計・または設計システムそのもののこ とを指します。
それまで手作業で行ってきた設計業務をコンピュータで行え るようになり、現在では設計図の修正や比較検討などが簡単 に行えることはもちろん、組み立てのシミュレーション・検査・ 解析なども行うことができ、作業効率が大幅にアップしまし た。
CAD の登場以来、その性能も進化し続けています。また目的に応じて2 次元の平面図を描くも の・3 次元の立体図を描くものというように、種類も様々です。性能によってシステムの値段 もかなり違います。
CATIA もCAD の一種です。その中でも「ハイエンド3D-CAD」と言われる、かなり高性能な CAD のひとつに数えられます。CATIA は"Computer graphics Aided Three Dimensional Interactive Application" の頭文字をとったもので、フランスのダッソー・システムズ社が 1982 年に開発・発表しました。それ以来、様々な機能を追加しながら進化を続けています。
主なCAD には、以下のようなものがあります。
| 2D CAD | Auto CAD ・ Jw-cad ・ Me10 ほか |
| ミッドレンジ3D-CAD (150 万円前後) |
Solid Edge ・ Mechanical Desktop ・ Solid works ほか |
| ハイエンド3D-CAD (300 万円前後) |
CATIA ・ UNIGRAPHICS(UG)・ I/DEAS ・ Pro/ENGINEER(ProE) ほか |


CATIA は現在「CATIA V5 R17」というバージョンまで進化してい ます。
初代の「CATIA V1」が2 次元設計での弱みをフォローする目的 の内容であったのが、現在では設計から製造およびメンテナンス に至るまでのすべてをコンピュータ上で管理でき、初心者でも直 感的に操作がしやすい仕様になっています。
また、用途に合わせた多くのモジュール( 機能) が用意され、体 積を持った個体や複雑な曲線面を作成したり、それを組み立てた り、図面に落とし込んだりといった設計作業や解析・開発に関わ るあらゆる作業を効率よく進めることができます。飛行機・車・造船・電気などの特定の業界に向けた、専門的な機能を追加することも可能です。
それまでの製品開発では、設計段階ごとに試作・評価・修正を繰り返し、作業に多大な労力と 時間がかかっていました。CATIA が登場したことで、開発過程でのシミュレーションで様々な 問題点を早期に洗い出して改善できるほか、設計から生産までの複雑な情報を共有することが できるので、作業が効率化され、時間を短縮しつつ高品質なものを作り出すことが可能になっ たのです。
こうした優れた機能や操作のしやすさから、現在は多くの企業に導入され、広く利用されてい るのです。


直感的に理解できるインターフェースで、初心者でも比較的習得しやすい。
上は輪郭線の吹流しによるサーフェース( 面) 作成。


(左)マネキン操作による運転席視界チェック
(右)複数セクション連結によるソリッド( 個体)作成

(左)エアツールの展開操作
(右)アセンブリ(組み立て)環境での部品移動操作


(左から)カラーペットボトル・ピストンエンジンアセンブリ・エアツール( 締め付け工具)
需要が増えているにもかかわらず、CATIA 技術者は不足しているのが現状です。CATIA を使 えるということはスキルとして大いに役立ち、就職・転職にはとても有利です。
また稀少スキルであることから、給与面でも優遇されています。非常に高性能なシステムであ るため、個人で購入して独学で学ぶのは難しいのですが、現在では多くのスクールがCATIA 習得のための講座を開講しています。
形のある物体であれば、デジタルで作ることができる―― CATIA を駆使してのモノづくりは、 この先も広がり続けると予想されます。

「CATIA 認定技術者(CATIA Certified Professional)」
開発元ダッソー・システムズ社が主催する、CATIA V5 の操作能力認定資格です。
グレード:
■ CATIA Certified User スペシャリスト
対象となるプロダクトに関して、基本的な操作技術を有するレベルとして認定。
■ CATIA Certified User エキスパート
対象となるプロダクトに関して、高度な操作技術を有すると共に、対象プロダクトを使用して効率的な設計・開発を行う手法を 取得しているレベルとして認定。
それぞれのグレードは、さらに「パート・デザイン」「アセンブリ・デザイン」「サーフェス・デザ イン」の各トラック( 分野) に分かれ、トラック毎に認定されます。
( 認定グレード)


